はじまり

はじまりはいつものホームセンター

DIYが趣味で毎週といっていいほどホームセンターを訪れるわたし。ホームセンターに行っても普段は地下の工具・資材コーナーにしか興味はなく、それ以外は洗剤など生活必需品をささっと買うくらい。

その日は夫と一緒だったので、彼の趣味の熱帯魚コーナーへお付き合いしました。

熱帯魚コーナーは犬と猫のお隣り、ペットコーナーの匂いが得意ではないので、滅多に立ち寄らないその横を通り過ぎようとした、そのとき!ふと、目が行ったその先に!

なんだこれ!?

見たことのないもこもこと目があったのです!

子犬のような短く太い手足、くりくりのお目々!

大昔に誰かが言った、まさに「ビビビッ!」ときてしまいました。
ちゃんとみると猫。夫を呼んで値段を見ると確か460,000円。色んな意味でびっくりしてドキドキしながら立ち去りました。

2022年2月1日。それから二ヶ月後にまめを迎える事になるとは思ってもみませんでした。

実は猫は苦手

幼少期から猫の思い出といえば、小学校の通学路途中のいじわるなシャム猫の兄弟。飼っていた犬のごはんを横取りし悠々と歩くずる賢い奴。テスト勉強中深夜に「あぁ~おぅ!あぁ~おぅ!」とさかりのついた煩い奴。と、良いイメージは全くなし。
もちろん、友人のおうちの子は別で可愛いけれど、抜け毛は気になるし、そんなだから懐いてもらったこともないし、飼う未来は全く想像できませんでした。

ちょっと冷静になろう。
いっときの気の迷いに違いない。

膨らむ想い

数日経っても刺激的に可愛いかったもこもこが忘れられず、友人の猫先輩(もはや猫博士)にそのことを話すと、特徴から数種類の猫種を教えていただいた。
それからは、その子を突き止めるために検索し、
突き止めた!ブリティッシュショートヘアのハチワレ!
(のちに猫好きの妹に「ブリショーも知らなかったの!?」と呆れられました)
だけど、わかったからなに?生き物を買う?大金で生き物を?
そもそも猫苦手じゃあ飼えないし。
そんなことを思いながらも、猫への興味は膨らむばかり!
猫先輩方に教えていただいた「保護猫」を迎えるのが一番いいとは思うものの、あの日のブリティッシュショートヘアに似た子を画像保存し眺める日々がしばらく続きました。

ついには、実際にブリティッシュショートヘアに見て触れたくなり次女を誘って『猫カフェ』へ。
そして、ショッピングモールにあるペットショップで子猫を見るのが休日のお楽しみになりつつあったある日。

出逢ってしまった!

ある日の休日もホームセンターの猫コーナーの前に行くと「ブリティッシュショートヘアの女の子』と紹介カードは貼ってあるものの見当たらず、店員さんに尋ねたところ

「あ、ブリちゃんいますよ。今裏でお水飲んでます。もう大丈夫と思います…。あ、消毒だけいいですか?」

と、わたしの手にシュッシュッ!として、裏に入っていきました。
てっきり猫コーナーのケースの中に出してくれると思っていたわたしは思わぬ展開に心臓バクバクです!

「え!?え!?」

裏から抱きかかえられて出てきたその子は、少し大きく感じたけれど、あの日のあのハチワレの可愛い子ちゃんにそっくり!!!

もう全ての不安や迷いなど吹っ飛び!
翌日、我が家の三女としてお迎えすることになったのでした。

-お迎えするまで
-, , , , , ,

© 2025 mame